1/23(水)サンパチ日報@ケアプラン点検公開個別面談

1/23(水)サンパチ日報

AM

薬剤師連絡調整

有料老人ホーム状態確認

新規担当家族連絡調整

PM

ケアプラン点検公開個別面談

家族訪問 重要事項説明

会食

帰宅

【今日のいいこと】

八戸市主催のケアプラン点検公開個別面談に選出され参加。
県庁職員、八戸市職員、各地区高齢者支援センター職員、ケアマネ協会支部役員らが見守る中、青森県ケアプラン点検アドバイザーの薬剤師、理学療法士、社会福祉士らの面談を受ける。緊張しながら参加するも、意外にも和やかな雰囲気で面談が進み、さまざまなアドバイスを受ける。八戸市内83か所の居宅介護支援事業所のケアマネジャー数百人の中から1人の公開面談に選出される光栄な機会。こういった経験を繰り返し、ケアマネジャーとしてブラッシュアップされていく。誰に何を質問されようとも、ケアマネジメントの専門職のプライドを持って、そのマネジメントの根拠、考え方を提示し、適正さを知らしめれるまでのレベルを目指す心意気が必要とされている。
傍聴した同僚ケアマネの言葉
→『今回のアドバイスは、老健とかの施設ケアマネに求められる役割と一緒ですね』に深く納得。

以下、面談での意見、アドバイス。
一部、個人の捉え方、主観です。

「住宅型有料老人ホームに入居中の利用者の事例」

・課題整理総括表をニーズを捉えるためにもっと活用してほしい。

・食事に関して、制限のある右手に補助具を装着することで、更に食べやすくなるのであれば案として考えてほしい。

・むせるから刻み食という考え方ではない。逆に、刻むことでむせるリスクもある。嚥下プログラムが必要。

  • ・BMIを把握しているか。19.5は低栄養の疑いがある。管理栄養士に相談し、居宅療養管理指導が入るともっと良い。太らせる必要があるため、食事のボリューム感とタンパク質(補助食品の追加。毎日50gが必要)

・下剤を液剤で調整しているが、下痢になるということは10滴が多いのではないか。医師や薬剤師に相談したのか。下痢が続くことで体重が減少し筋肉量も減少していく。排便コントロールの見直しが必要である。失禁を防ぐことは、尊厳の確保にも繋がる。

・口腔ケアについて 義歯の洗浄は歯ブラシで磨かずに、洗浄剤に浸けることが好ましい。肺炎予防に口腔体操などを取り入れることも良い。

・服薬について 薬は口に直接入れることは看護師でなければできない。法律違反になる。介護士は一包化された薬を手に渡すことができる。介護士を守るためにも適切なケアが必要である。

・運動について 農業をしていたのであれば、畑や田んぼを見せることは可能か。土をいじることは良い刺激になる。部屋に鉢を置いて草木の管理をしてもらうことで、自然とスクワットができる。

・早朝のヘルパー支援が本当に必要か。もう少し遅くできるのではないか。年齢的に入眠して14時間後に目覚めるため、入眠時間と眠剤の服用時間を遅らせることで、起床時間も遅くなり、早朝のケアがなくなるのではないか。早朝加算の削減にもなる。生活リズムが改善できるとよい。

・内服薬について オランザピン、テルミサルタンの2種類を服用しており、横紋筋融解症のリスクがある。尿色がコーラの色になった場合は受診すること。サービス事業者へも伝えること。また、小刻み歩行や口唇が曲がる、頻脈や急な発熱、倦怠感などにも注意が必要である。ベルソムラは服用後4~5時間のみ効果がある。

・運動量の低下が懸念される。自立した生活が送れるように、自助具を使用してズボンの上げ下げができるようになど工夫するアドバイスを受けられると良い。(ズボンにダブルクリップをつけてそれにゴムを通して、ゴムで掴んで上げ下げができるなど)

・コミュニケーションに問題はないか。他者との関わり、受診以外は外出する機会がないが、ADLの状態が良いのでデイなどを勧めたい感じを受ける。

・ケアマネとして、「こうしたいんだろうな」「これが嫌なんだろうな」という意向、気持ちを感じることはあるか。
便失禁をすることが嫌であるという意思を把握できているため、改善できると良い。

・「サービス担当者会議の要点」の、「検討した項目」は、①、②と分けるように。「①失禁の改善策の検討」など具体的に。

・短期目標の「診察」と「服薬」は分けて記載。「食事2/3摂取」ではなく、「全量」と書いてほしい。「トイレが不安なくできる」ではなく、そのためにはどうすればいいのか、「ズボン上げ下げができるようになる」など具体的に。

・第一票の家族意向欄には、「デイサービスを利用したい」等とサービス名は載せない、介護サービスありきのプランとなってしまう。どういう暮らしをしたいのかを聞き取り、記載。

・専門職間での、通所サービスを利用しないという合意が、拘束と判断されないように、医師にも相談しておくとよい。

・介護給付の適正化に伴い、必要な分を本当に必要な方へ利用できるようにしていく必要がある。利用者の尊厳、自立支援、重度化防止ができるように今後も協力を願う。

今日も一日おつかれさまでした。