12/11(水)サンパチ日報社員H編@上十三介護支援専門員協会スキルアップセミナー

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上十三介護支援専門員協会スキルアップセミナー参加

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【今日のいいこと】

上十三介護支援専門員協会主催のセミナーに参加しました。講演の内容は身元保証と成年後見を学ぶということで、個人的に身元保証人が不在という問題を何度も経験していたのでとても興味深い内容でした。

日本サンライフ終身身元保証協会の田中氏の講演では、成年後見制度について、制度の利用まで時間を要してしまうことや、利益相反の観点から連帯保証人や身元保証人になれないということについて触れていました。

それに対し身元保証サービスの注意点として、保険外サービスであり全額自己負担であること、企業によってサービス内容も多様であること、万が一倒産した場合の補償がないといったリスクについて話がありました。

成年後見制度が申し立てから利用までかなり時間がかかるため、それまでの間、本来行うべき業務ではない金銭管理業務を施設職員等が行っている事実を考えれば、このような身元保証サービスは必要であると感じました。

株式会社すみれーなの菅原氏の講演では、病院や施設への入院・入所に際し、身元保証人がいないことを理由に拒否してはならないこととなっているものの、実際には20~30%の施設で入所が認められないというデータがあるとのことでした。菅原氏は関わった虐待事例から必要に迫られてこの事業を開始したということでしたが、利用者に対して丁寧に関り、十分に意向を確認しながら本人の権利を守る姿勢は、身上監護のお手本であると感じました。

さくら社会福祉士事務所の中渡氏からは「成年後見の実務」について講演がありました。アルコール性認知症の方の事例で、本人がアルコールとタバコを止めることができず、体調悪化による入退院を繰り返す中で、保佐人としてどの程度まで「愚行権」を認めて支援していくかという問題は、私自身、いつも悩む部分として興味深く聴講させていただきました。

身元保証サービスは全国的にも増えてきている事業ですが、まだ課題が多いのが現状だということも耳にします。しかし、成年後見制度には制限があり対応できない役割もあるため、この身元保証サービスを十分理解して適切に利用していきたいと考えます。

今日も一日おつかれさまでした!