7/4(木)サンパチ日報管理者K編@介護業界離れ

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【今日のいいこと】

最近、付き合いのある方の退職の話をよく耳にする。離職率が高いと言われる介護業界でたまに聞く話だが、今までと少し違うのは、もう介護業界を離れて、違う職種で働くという人の話をよく耳にするということ。

先月いっぱいで退職し他業種で働くというケアマネジャーや通所相談員、福祉用具専門相談員。
数年ぶりに会うと今は他業種で働いているという元ケアマネジャー。
会う度に、今の職場を退職したい、別の仕事がしたいと言っているケアマネジャーや介護職員。
やること、求められることが年々増えてきて、もう業務についていけないから違う仕事をしたいというケアマネジャー。

日本国民には職業選択の自由が認められているので、やりたい仕事をするのはごく当たり前かつ自然なことであり、世界ではGAFAをはじめIT系企業などの発展、人気はすさまじいものがあるが、国が舵取りをする日本の社会保障分野の働く現場の状況はこういった一面があるのが現実。

現在、ケアマネジャーは介護保険サービスをできる限り利用せず、それ以外のインフォーマルサービスを活用するよう、もっと言うと創り出すように国から求めれている。インフォーマルサービスの筆頭は、家族や地域の人々による支援である。国のお金がかからない支援である。

一方、最近は、国民の介護離職を防がなければ、日本の労働力やGDPは危機的な状況となるため、ケアマネジャーの役割として、家族の介護離職を防ぐ支援を強化するよう指導していかなければならないとう国の流れがある。

区分支給限度額は、要介護度別に必要となるサービスの量を基準として算出されたものであったはずが、なるべく利用しないのが良いケアマネジメントとされる向きもある。

このままでは将来的に財政破綻するという声もある介護保険制度。今となっては必要不可欠な制度となったが、当初の国の想定を超えたさまざまな矛盾とひずみを抱える制度となっている。そのひずみが現場の従事者にも及んでいる。

今現在だけを見るのではなく、自分の子供たちの時代やその先の時代を見通した上で、いちケアマネジャーとして、いち事業所として、いち社会福祉士として、どのようなケアマネジメント、どのような事業所運営、どのようなソーシャルワークを展開していくべきか、そういったマクロの視点で、ひとりひとりが考えていく必要がある。

日々の仕事に忙殺されずに、常に視点を変え、違った見方をすることを習慣化していきたい。

今日も一日おつかれさまでした。