R8.8.6(木)サンパチ日報代表小泉編@10年目のお別れ

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AM
朝礼
連絡調整
記録作成

有料老人ホーム面談

PM
金融機関手続き

事務処理

連絡調整

帰宅

 

本日、当事業所で最も長くご支援させていただいていたご利用者が旅立たれました。

開設当初から10年に渡り、お付き合いさせていただいた方でした。

私がまだ新米のケアマネジャーだった頃、ご本人の希望によるケアマネジャー交代ということで、とても緊張しながら面談に臨んだことを覚えています。

 

「嫌なものは嫌」
「ダメなものはダメ」

ご自身の意思をしっかりと持ち、働きながらその手でお子さんたちを立派に育て上げてきたという自負をお持ちの方でした。

お話しする中で、その生き様からくる人としての強さを感じる方でした。

思いが明確な分、事業所やケアマネジャーに対するご要望も多かったと聞いていました。

それでも、私に対してはいつも丁寧で優しく接してくださり、逆に、ケアマネジャーとして育てていただいたような気がしています。

型にはまった課題分析や、サービスありきのケアマネジメントではなく、その人らしい自己決定の形、説明と同意の大切さを学ばせていただきました。


当時30代だった私も50代に手が届く年齢となり、ご本人も90歳を超えられました。


「あなたも大変ねぇ、こんなきかないババを相手にして(笑)」

晩年は穏やかでユーモアのあるお人柄が自然と表れ、周囲の皆に愛されながら過ごされていたと感じています。

最近までお変わりなく穏やかに過ごされていましたが、最期も静かに、穏やかに旅立たれました。


ケアマネジャーがご本人とお会いするのは通常月1回程度であり、サービス担当者の中でも訪問回数は決して多くはありません。

日々の業務や書類作成に追われていると、直接お会いできる時間の少なさと、職務上できることの限界に、ふと無力さを覚えることもあります。

しかし、この10年という月日の中、一人の人生の歩みに携わらせていただけたことを、心からありがたく感じています。

共に重ねてきた時間の意味は、きっと訪問した回数だけではないのだと思います。

こうした人生に触れ、共に歩ませていただくことの中にこそ、私たちの仕事の本当の意義があるのだと考えています。

書類や記録には残らない、こうした見えない時間の価値を、これからも大切にしていきたいと思います。

 

〇〇さん、本当にありがとうございました。
久しぶりにご主人と会えますね。
どうか、いつまでも仲睦まじくお過ごしください。

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

 


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R8.5.13(水)サンパチ日報代表小泉編@手元に宿る航跡

R8.5.13(水)サンパチ日報代表小泉編@手元に宿る航跡

 

AM

朝礼

 記録整備

 施設モニタリング

買い物 

 支援経過記録

 

PM

 後見面談

 合同事例検討会

 施設モニタリング

 記録作成

帰宅

 

先日、利用者さんの自宅を訪問すると、挨拶もほどほどに、自ら作成したペーパークラフトの数々を笑顔で披露してくれました。


※ご本人から掲載のご了解いただいてます

海上自衛隊の護衛艦、水陸両用ヘリコプター、旧海軍の特攻機から、ブルーインパルスや、八戸のドクターヘリなど、多岐にわたる作品が並んでいます。

過去には一ヶ月ほどかけて、大型の護衛艦を製作した経験もあるとのこと。

作品の題材に関連して、海上自衛隊に所属し乗務していた当時のことや、総理大臣が乗船した観艦式に参加した思い出を詳細に語る姿が印象的です。

手先を動かす細かい作業を習慣化することは、脳を活性化させ認知機能の低下を防ぐための日々の積み重ねになると自覚されています。

緻密な作業の最中に失敗を伴うことがあっても、ご自身で考え、工夫を凝らして修復を繰り返しているようです。

90歳を過ぎ、最近は視力の低下を強く自覚されており、細かい部分が見えにくくなってきたという切実な声も聞かれます。

それでも疲労を感じた際には決して無理をせず、すぐに休息をとるなど、ご自身での体調管理にもしっかりと留意されています。

デイサービスでの入浴やバイク運動などの機能訓練、トランプを通じた他者との交流も楽しみながら継続している様子が伺えます。

「この趣味とデイサービスがなかったら、今頃、あの世にいたかもしれない。」

穏やかな笑顔の奥に、生きがいと健康への強い想いを感じます。

私たちの役割は、単にケアプランの実施状況を確認するだけではないと考えています。

「今度は、全部並べて、ここで観艦式をやろうと思っています。ぜひ見に来てください。」

作品の裏側にある、失敗しても修復しようとする見えない努力や、その人らしい生活の形に寄り添うこと。

「おかげさまで、90過ぎても元気にしてます。色々お世話になって、ありがとうございます。」

こうした日々の切実な営みを支え、伴走し続けることに、ケアマネジメントの本来の喜びがあると感じています。

帳票を見て、人を見ず。

国に決められた帳票と目標や評価の記録、ケアマネジメント手法にばかりにとらわれることなく、こうした利用者さんと共に生きる時間も大切にしていきたいと思います。

今日も一日おつかれさまでした。

 

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R8.3.5(木)サンパチ日報代表小泉編@本音

R8.3.5(木)サンパチ日報代表小泉編@本音

私が日々の支援において、最も大切にしていることは、利用者の自己決定を第一に尊重することです。自己決定こそが、精神的自立、社会的自立へとつながり、アドボカシーの基盤だと考えています。

 

私がケアマネジャーを始めて間もない頃の話です。

ひとり暮らしを続けながら、ターミナル(終末)期にあっても自宅での暮らしにこだわり抜いた方がいました。

徐々に体力低下が進む中で、ケアマネジャーとして懸命に関わる日々。

「わざわざ来てくれてありがとう、いつも悪いね」

そんな言葉を励みに、私は必死にケアプランを作り、さまざまなサービスの説明をして選択肢を提示していきました。

そんな中、とあるケアスタッフから、ご本人が私について、

「あの人はとにかく私にサービスを勧めてくるからなあ…たくさんサービスを使わせたいのかな…」

と話していたと聞きました。

急激に変化する身体状況に対して、必死に支援していたつもりでした。

けれど、サービスありきで、その方の内面や本当のニーズに辿り着けていなかった自分に気付かされました。

関わりを続ける中で、その方にとって自宅とは、子育て、両親の介護、仕事、多くの思い出が詰まった特別な場所であることを知りました。

しかし、身体的苦痛を感じる度に、入院を迷われている様子もありました。

その後も、ケアチームにて支援を続け、最終的には、


「こんなにみんなが来てくれるなら、やっぱり最後まで家に居たいなあ。最後まで頼むよ。」

といった言葉が聞かれました。

その言葉どおり、最期まで自宅でひとりで旅立たれました。

この経験を通じて、ケアマネジメントの役割は単に生活を埋めることではないと感じるようになりました。

どれだけ手厚いプランを作っても、ご本人の心が置き去りになっていては、本当の意味での支援とは言えないのかもしれません。

現在は、目に見えるサービスの形だけでなく、その裏側にあるご本人の不安や願いに触れるプロセスを大切にしたいと考えています。

そうした対話の積み重ねこそが、最期までその人らしく生きるための力につながると感じています。今後も意識して支援にあたっていきたいと思います。

今日も一日おつかれさまでした。