R5.2.23(木)サンパチ日報管理者K編@ぱあとなあ(成年後見人)研修

R5.2.23(木)サンパチ日報管理者K編@ぱあとなあ(成年後見人)研修

 

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【今日のいいこと】

本日は、自宅にてオンライン朝礼に参加後、青森県社会福祉士会のぱあとなあフォローアップ研修にオンラインで参加しました。

 

ぱあとなあとは、社会福祉士会の成年後見人としての要件を満たした会員が所属する委員会です。

 

研修では、

ぱあとなあへの家庭裁判所からの後見人等推薦依頼は地域により差があり、青森家庭裁判所(青森市)、青森家庭裁判所弘前支部は多いが、青森家庭裁判所八戸支部は少ない傾向にある。

との説明があり、八戸地域の社会福祉士への成年後見の依頼は他地域より少ないということで、どういった背景があるのか気になりました。

八戸地域には、民間の身元保証サービスを行う会社が比較的充実しているという点も関係しているのかと思います。

サンパチでも、よりスピーディで柔軟に対応できる身元保証サービスと契約する利用者が増えています。

成年後見制度と重なる部分はありますが、判断能力の有無など、基本的に対象者は異なりますので、対象者に合わせて両者を使い分けることになります。

 

成年後見制度は万能ではありませんが、もし、本当に必要な方に届いてないとすれば、これは、社会福祉士として改善の余地があると感じました。

身寄りがない方や虐待を受けた方、認知症や障害を持った方、福祉や医療的課題に直面する方など、複合的な生活課題を抱えた方に、社会福祉士だからこそできる後見活動があります。

社会福祉士は、そういった生活課題を抱える方への支援の知識と経験を有しており、原則、月1回の面談を行いながら、本人を第一に尊重し、生活の質の向上を支援することができます。

青森県社会福祉士会三八支部としても、啓発、アピールする必要があると感じました。

 

司法書士の講師からは、

・遺産分割協議で分割できるのはプラスの財産だけ。相続を開始した段階で、借金は法定相続分に応じて相続されている。

・遺産を何も受け取らないこと=相続放棄、ではない。
家庭裁判所へ相続放棄申述しなければ、借金を相続することとなる。

・生命保険は相続財産ではないため、相続放棄しても受け取れる。

・成年後見人は、被後見人や他相続人の特別受益や寄与分、遺留分が適正か確認する必要がある。

 

など、専門的な知識を学ぶことができました。

 

実践報告とグループワークでは、死後事務において、相続人調査が難航したために財産を引き渡すことが困難であった事例が報告され、早い段階から、死後事務に関わる調査や見立てをし準備することの重要性を学びました。

 

今回の司会はN夫婦、実践報告はSさんと三八支部の会員が大活躍、司法書士も八戸の先生ということで、三八地区が大活躍の研修会で嬉しくなりました。

 

有意義な研修を開催いただき、ありがとうございました。

 

現在、入会促進キャンペーン中とのことです。

この機会にぜひ😌

 

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

 

 

 

 

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R3.10.23(土)サンパチ日報主任SH編@「成年後見vs身元保証」

R3.10.23(土)サンパチ日報主任SH編@「成年後見vs身元保証」

 

10.1に管理者Kの日報でお知らせしていました、青森県社会福祉士会 三八支部主催 オンライン支部会&懇親会Vol.2「成年後見VS身元保証」の研修会にサンパチスタッフ全員で参加しました。

 

 

社会福祉士会員以外の参加もOKということで、50名ほどでのオンライン研修会となりました。 

 

 

はじめに、八戸市立市民病院 社会福祉士柳沢氏より、家族や親戚がいない、預貯金が少ない、住所が不定などの患者さんへの退院支援として、成年後見制度や身元保証サービスを利用し、退院に繋げるまでの事例提供がありました。

 

 

*成年後見ぱあとなあ青森
社会福祉士 兵藤氏

 担当している被成年後見人の支援が開始されるまでの期間は、平均して2か月から6か月。

その間に親族の調査や主治医からの診断書、判断能力の確認などの調査が行われた後、家庭裁判所から選任されるため時間を要しています。

20歳代から高齢の方までと幅広い年齢層を担当しています。

費用は2万円/月ですが、成年後見制度利用支援事業の対象となれば、0~2千円/月です。

成年後見人として被後見人をチームで支援しようとする意識、成年後見人を担う人材が増えてほしいとの想いを強く感じました。

 

 

*身元保証サービス
㈱すみれーな代表取締役 菅原氏

 支援が開始されるまでの期間は、本人の同意と、必要に応じて早ければ即日から開始されます。

医療や福祉、生活の様々な場面を不自由なく過ごせるために、葬儀・納骨、生活支援サービスなど多岐にわたっての支援が行われます。

費用は、通常プランと生活保護受給者専門プランがあり、弁護士や司法書士などの協力事業所による金銭管理の確認が行われています。

自法人の施設に利用者を緊急避難的に入居させる際に、自らが身元引受人となったことをきっかけに事業を開始されたとのことでした。

 

 

 

それぞれ、対象者や必要な支援も異なるため、適したサービスをうまく利用できるように、身元保証サービスを利用しながら、状況に合わせて成年後見制度につなげていくという流れができるとよいのかなと、ケアマネとして学ぶことができました。

 

研修の中で強く印象に残ったことは、事例提供者の柳沢氏から、「普段から、家族や親戚がいないことを防ぐこと。医療を受けられないという、不利益がない地域へ」と話されていたことです。

 

家族や親族がいない、又は子供に迷惑をかけたくないという方に、日常生活自立支援事業や、任意後見制度、身元保証サービスなどを利用し、安心して生活ができ、孤立のない地域を作れるようにしていきたいと思いました。

 

今日も一日おつかれさまでした!

 

 

 

 

R3.4.17(土)サンパチ日報管理者K編@成年後見人材育成研修④

R3.4.17(土)サンパチ日報管理者K編@成年後見人材育成研修④

 

AM

成年後見人材育成研修4日目

 

PM

成年後見人材育成研修4日目

 

 

本日は成年後見人材育成研修4日目、1月から月1回ペースにて開催され、いよいよ最終日になります。

新潟県社会福祉士会主催の研修に自宅寝室よりオンラインにて参加することができ、本当に便利な時代となりました。

ケアマネ更新研修や、多職種連携など、地域においても普及することを切に願っております。

新潟県社会福祉士会の皆様には、スムーズかつ丁寧な運営をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

【本日の研修で感じたこと】

 

・後見人とソーシャルワーカーとの支援、視点の違い。
後見人は被後見人の代理人であり、被後見人の意向を代弁し最大の利益を追求する。

ソーシャルワーカーは本人主体としながらも、関係する人々や関係機関等の意向を確認し、それらの関係性を調整し、包括的に支援していく。

 

・支援のプロセスにおいて、支援者の視点のみならず、本人、家族、専門職それぞれの視点に立って、それぞれの主張を理解しつつ支援を展開していく必要がある。

 

 

・成年後見制度ありきではなく、日常生活自立支援事業、生活困窮者自立支援事業など、他制度にて課題解決ができないかどうか、課題の緊急性も含め、十分検討する必要がある。

 

 

・成年後見制度が、本人の権利や能力が奪ってしまうことがないよう、導入段階から、受任後も、最大限の配慮が必要である。

 

 

・受任時点により、親族や専門職、介護施設、医療機関などに、後見人ができること、できないことを説明し、正しく理解してもらうことが必要である。

 

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

気がつくと、桜が咲いていました。


数年前にサンパチ家族対抗BBQ大会を行ったことが遠い昔のようです。

またできる日が来ることを願いながら、がんばりたいと思います。

 

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