R6.11.15(金)サンパチ日報管理者小泉編@デマンドとニーズ
AM
朝礼
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採用面接
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自宅モニタリング
PM
自宅モニタリング
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施設モニタリング
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帰宅
毎月、月初めは自分の実績確認から全利用者の加算要件と記録チェックからの国保連請求、給与計算などの管理業務、経理業務があり、今週から少しずつモニタリングに回っています。
利用者と毎月面談していて、ケアマネジャーとして、難しさ、無力さを感じる瞬間が、施設利用者からの
「どうしても、家に帰りたい」
という言葉です。
特に、認知機能低下のない、または軽度の利用者からの
「どうにかして帰りたいんです、どうかお願いします」
こういった声に、ケアマネジャーとしていかに応えるべきか。
無論、自宅で生活できない事情、背景があって、本人または家族が決定した上で施設入居中の方々です。
「あと何年も生きられないってわかっているから、家に戻りたい」
「施設に入ったら、死ぬまで出られないんですか」
具体的な生活上の要望を聞き出そうとしても、
「そんな小さな話はどうでもよくて、とにかく出たいんです」
とても切実な思いです。
しかも、借りていた自宅を返却、処分し、すでに帰る家がない場合もあります。
「それでも帰りたい」
「転んで怪我するかもしれないけど、それでも帰りたい」
家族は
「家では誰も介護できる人がいない」「仕事を辞めるわけにはいかない」「家族も本人も共倒れになる」「転んで頭でも打ったら命に関わる」「火事になっても責任がとれない」よって「家に帰る選択肢はない」
利用者は
「家族と縁を切ってもいいから、帰りたい」
「ケアマネジャーなんだから、なんとかしてほしい」
自宅か施設か、これは永遠の課題であり、同じ施設でも、満足して生活している利用者もいます。
利用者の思いは単なるデマンド(要望)なのか、真のニーズ(必要なこと)なのか、私達は、利用者本位でありながら、家族や自宅住環境など、取り巻く環境、背景に目を向け支援していくため、利用者、家族の思いに対して、「はい、わかりました」と即答することはできません。
私は
「〇〇さんがそういう思いを強く持っていることは十分わかりました、私も〇〇さんと同じ状況になったら同じように思うかもしれません」
「ただ、私がケアマネジャーとしてご家族の同意なく、勝手に退去や自宅生活の準備をすることはできません」
「これからは、〇〇さんがそういう思いを強く持っているということを、私も強く頭におきながら、今後も支援させていただきます」
といった返答をするのがやっとです。
家族も家族で様々な思い、背景をもっているため、安易に「自宅で生活(介護)していきましょう」とも提案できません。
利用者からは毎月、切実な思いが聞かれ、「なんとかしてほしい」とお願いされます。
こんな時、意識するのは、やはりバイスティックの7原則です。
これは正解のない問題であり、家族間の根深い問題でもあり、ケアマネジャーができることは現状の生活の満足度を高めることだと思います。
利用者本位、意思決定支援、リスクマネジメント、家族負担軽減…時に相反する理念に葛藤しつつ、利用者の意向に目を背けず、日々向き合いながら、現状ケアマネジャーとしてできることに注力していきたいと思います。
今日も一日おつかれさまでした。