R8.7.20(月)サンパチ日報代表小泉編@庭の枝切り
本日は海の日。祝日の午前は、庭の枝切りからスタートしました。
太陽が照りつける中、約1時間作業し、久しぶりの庭仕事で良い汗をかきました。
作業を終えて、冷えたビールを一杯、、、といきたいところでしたが、、、今回の枝切り、実は自宅の庭仕事ではありませんでした。
成年後見活動として、空き家になっている被後見人の住宅で、庭木の枝が生い茂り、隣の住宅や道路にはみ出している状態になっていました。
庭の枝切りは、ケアマネジャーとして考えれば、完全に業務外の作業(シャドウワーク)です。
では、成年後見人としてはどうでしょうか?
成年後見人の主な役割は、ご本人の財産を管理し、生活や医療、介護、福祉などに必要な契約や手続き(法律行為)を行うことです。
財産管理には、預貯金だけでなく、ご本人が所有する不動産を適切な状態に保つことも含まれます。
その意味では、空き家の庭木を放置せず、近隣や道路に支障を及ぼさないよう対応することは、財産管理の一環といえます。
ただし、成年後見人が自ら枝を切ることまで、本来の職務として求められているわけではありません。
成年後見人の職務は、原則として、ご本人に代わって契約や支払いなどを行い、必要な支援が適切に提供されるよう手配することです。
造園業者などに枝切りを依頼し、契約を結び、ご本人の財産から適正な費用を支払うことが、後見事務としての一般的な対応になります。
一方、枝切りや部屋の掃除、実際の介護といった物理的な作業は「事実行為」と呼ばれ、成年後見人自身が行うことまで一般に義務付けられているものではありません。
本来、専門業者に依頼する必要がある作業は、無理をせず専門家に任せるべきです。
作業中の事故や建物の損傷、近隣とのトラブルなどが起きれば、かえってご本人に不利益を与える可能性があります。
そのため、作業の規模や危険性、緊急性、費用、ご本人の財産状況などを踏まえて、どのような方法がご本人の利益になるのかを判断しなければなりません。
今回は、安全に対応できる範囲の作業であり、業者へ依頼するほどの規模でもなかったため、自分で枝を切ることにしました。
また、経済的余裕があまりないという背景もありました。
成年後見人として、グレイワーク、シャドウワーク寄りだと認識しながら、枝を切りました。
写真のように、フェンスを越えて伸びていた枝を一本ずつ地道に切っていきました。

作業を終えると、切った枝がかなりの量になりました。

法的な義務として求められている作業ではありません。
それでも、ご本人の財産を守り、近隣との良好な関係を維持するためには、誰かが対応しなければならない仕事です。
成年後見人も、ケアマネジャー同様、本来業務ではないことを他専門職や関係機関、親族から求められることがあります。
成年後見人の仕事には、法律行為だけでは解決できない場面があります。
何でも自分で抱え込むことは適切ではありませんが、制度上の役割と現実の生活との狭間で、柔軟な判断を求められることがあります。
今回の枝切りは、成年後見人としての本来業務そのものではないかもしれません。
しかし、ご本人の財産と生活基盤を守るために必要となった、成年後見活動のシャドウワークだったと思います。
とはいえ、ケアマネジャーのシャドウワーク同様、「庭も綺麗になってスッキリしたし、いい汗かいて、今日は良い仕事したなあ〜」と自己満足だけしていては、後々、自らの職責と専門性をどんどん曖昧なものにしてしまいます。
必要なのは、常に自らの業務を自己検証することだと思います。
枝切り後、元気に暮らしているご本人の姿を見ることができました。
これからも、業務の範囲や安全性を見極めながら、ご本人にとって何が最も適切なのかを考え、生活基盤をしっかりと支えていきます。
今日も一日おつかれさまでした。
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