R7.2.10(月)サンパチ日報研修報告編@介護支援の専門性と認知症高齢者の意思決定支援
ケアマネジャー3名が参加した研修報告を紹介します。
日時:令和7年2月10日(月)
内容:介護支援の専門性と認知症高齢者の意思決定支援
主催:八戸地域介護支援専門員協議会
講師:特定非営利活動法人
ふくし@JMI
理事長 小湊純一 氏
★学び・気づきとなったこと
・ご利用者の意思決定を支援するために、本人にできること・できないことを正確に評価することが必要である。
そのために認知症の原因疾患やFASTなどのアセスメント指標について理解することが重要である。
・認知症と診断されると、自己決定は本人ではなく周りが決めすぎている傾向があり、ケアマネとして本人の能力の評価、支援者の力量の評価などを行い、自分のことは自分で決める、という姿勢で関わることが大事である。
また本人と家族との意向が違った時には、本人と家族で話し合い、決まったらお知らせください、という姿勢でケアマネがやりすぎないことも大切ということも学んだ。
・「私たちのことを私たち抜きで決めないで(Nothing About us without us)」という理念の大切さ。この理念に則り、地域ケア会議を利用者の自宅で開催している地域もある。
・久しぶりの集合、対面での研修会、懇親会であったが、有益な情報交換、顔と心が見える交流ができた。
★明日からの業務に活かせること
・自分が担当しているご利用者様に適切な支援を行えるよう、一人一人の状態をきめ細かく評価できるようにしようと思った。
・本人の困りごとを気にして質問していたが、大事にしていることや好きなことをもっと聞き出していきたいと思った。
また、認知症の中核症状6つを意識しながら、家族にも説明ができるようにモニタリングを行いたい。
・利用者主体、パーソン・センタード・ケアマネジメントに基づいた、利用者の意思決定支援を強く意識してケアプランを作成、実施していくこと。
・利用者とのコミュニケーションでは、ノンバーバルコミュニケーション、特に「笑顔」を大切にすること。
・オンライン研修が多くなっているが、集合、対面での研修会等も有益であり、参加、企画も時には必要である。
会員相互の関係づくりに関しては、研修会自体よりも懇親会のほうがコミュニケーション意欲が高まる。
懇親会での美味しい料理やお酒を交えながら、対面での意見交換はとても有意義な時間となりました。
サンパチでは、今後もケアマネジメントスキル向上のため、多種多様な研修・セミナー等に積極的に参加していきます!
今日も一日おつかれさまでした。