R8.7.6(月)サンパチ日報代表小泉編@ケアマネジャーの安全

R8.7.6(月)サンパチ日報代表小泉編@ケアマネジャーの安全

AM

実績確認

給与計算

PM

処遇改善加算、賃上げ補助金事務処理

労働条件通知書作成

 

先日、NHKの朝のテレビ番組「おはよう日本」で「ケアマネジャーの安全 どう守る」という特集が放送されました。

先月、埼玉県川口市で起きたケアマネジャー殺害事件をきっかけとした内容です。

密室になりやすいケアマネジャーの自宅訪問で、支援者の安全をどう確保するべきかが切実に問われる内容でした。

気づけばあの痛ましい事件から1か月が経ちました。

今ではほぼ話題に上がることもなく、少しずつ風化していくような気がしています。

番組内では、実際に恐怖を感じる経験をしたケアマネジャーの切実な証言がありました。

利用者の息子から、訪問の度に1〜2時間も暴言を浴びせ続けられ、土下座を強要されたり、ハサミを投げつけられたりしながらも、契約を解除されるまでの2年間、支援を続けたという内容でした。

こうした出来事の背景には、経済的困窮や介護負担、社会的孤立など様々な要因が複雑に絡み合っており、「利用者を孤立させないために我慢し続けた」と話されていました。

国の対応として、ケアマネジャーの同行訪問の経費に既存の支援事業を活用できる旨が周知されたことも取り上げられていました。

しかし、現実的にはそれを活用するための高いハードルがあることも同時に紹介されています。

例え、複数訪問をしたとして、被害を完全に防ぐことはできず、被害者を増やす可能性もあります。

状況によっては、訪問を中止・延期し、電話等で状況を確認しながら、地域包括支援センター、保険者、警察などの関係機関と連携することが、有効な防衛手段となる場合があります。

当社の防犯マニュアルにも、職員の生命と身体の安全を最優先とし、危険が予測される場合には単独訪問を行わないこと、訪問の中止や関係機関への相談を検討することを明確に記載しています。

一方で、現行の居宅介護支援では、原則として月1回以上、利用者の居宅を訪問して面接するモニタリングが求められています。

一定の要件を満たし、利用者の同意を得た場合には、テレビ電話等を活用したモニタリングも可能です。

しかし、職員の安全確保が必要な場面において、訪問以外の方法によるモニタリングや関係機関との連携を、より柔軟に選択できる制度にしていく必要があると感じます。

 

また、番組では、ケアマネジャーのシャドーワークの様子も取り上げられていました。

電気料金の未納への対応や、車の売却に関する支援などは、利用者の生活に深く関わる課題ではあるものの、ケアマネジャーが単独で抱え込むべき業務ではありません。

しかし、利用者の生命や生活を守るために、他に頼れる人がいない場合には、ケアマネジャーが対応せざるを得ない現実もあります。

番組では、次のような提言も紹介されていました。

・複数人での訪問について
自治体の福祉担当職員や民間の警備員など、同行者の職種を限定しない柔軟な制度の構築が望ましい。

・利用者やその家族が課題を抱える場合
ケアマネジャー以外の支援期間も相談に乗れる体制の強化が重要

確かに、ひとりケアマネジャーの事業所などでは、複数人訪問がより困難となる状況が想定されます。


ケアマネジャーが安全に働き、本来の専門性を発揮できる環境を整えることは、利用者や家族の生活を守ることにもつながります。

当社としても、地域のケアマネジャーが安心して支援を続けられるよう、職員の安全確保、関係機関との連携、防犯マニュアルの運用を継続して考え、実行に移していきたいと思います。

今日も一日おつかれさまでした。

 

番組は以下のリンクから視聴できますので、ぜひ33分03秒頃からご覧になってみてください。
https://www.web.nhk/tv/an/ohayou/pl/series-tep-QLP4RZ8ZY3/ep/5R7657VRXW )。

 

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R8.6.9(火)サンパチ日報代表小泉編@Safetyfirst

R8.6.9(火)サンパチ日報代表小泉編@Safetyfirst

AM

朝礼

認定調査立ち会い

 

PM

自宅モニタリング

八戸市社会福祉協議会会議

有料老人ホームモニタリング

記録

 

昨日、事務所に宅急便が届きました。


先日、ケアマネジャーの殺害事件という衝撃的なニュースが報じられた翌朝、ハラスメント防止指針の別紙として、「訪問業務における安全確保・防犯対策マニュアル」を作成、ミーティングで共有して具体的な対応方法を確認しました。

 

ケアマネジャーのみならず、今回のような突発的な行為を完全に防ぐことは相当難しい、だからこそ、やれることはなんでもやってみようということで、今回、ケアマネジャーたちに防犯ブザーを持ち歩いてもらうことにしました。

音量高めのブザーに加えライト機能もあり、ハラスメントや危険行為のみならず、災害時など、少なくとも持っていて損になることはないだろうという判断です。


ネット上でも、訪問業務の安全確保について今も活発な議論が続いています。

「ハラスメントや危険行為なども、モニタリング(面談)をしない特段の事情として国は認めるべきだ」

「毎月必ず自宅で面談しなければ、報酬が減額そしてゼロになる制度がおかしい。場合により、デイサービスやケアマネ事務所などでの面談も国は認めるべきだ」

「危険が予測されるケースでは、複数名での同行訪問を制度として保障し、報酬上の評価を確実に行うべきだ」

「ハラスメントや暴力行為に対する法的な保護が急務である」

「国や協会は形式的な文章を出すだけで、具体的にケアマネジャーを守ってくれない」


幸いにもサンパチでは過去に危害を加えられたことはありませんが、いつ何が起きてもおかしくないという意識でリスクマネジメントを考える必要があります。

予期せぬ突発的な犯行にどこまで対処しうるのか、これはケアマネジャーに限らず、対人援助職全体にとって非常に難しい問題です。

訪問前や訪問中にリスクを軽減するテクニックはあれど、リスクを完全にゼロにすることはどう考えても困難を極めます。

極論、一番の防止策は、リスクの高い利用者さんと接触しないこと、つまり、契約や支援を行わないという選択になってしまいます。

これは、正当な理由なくサービス提供を拒否できないケアマネジャーや介護事業者としては、倫理的ジレンマを抱える非常に悩ましい選択です。

また、ハラスメントや危険行為のリスクを事前にアセスメントすることも容易ではありません。

私も過去に、殺人未遂の前科がある方に、細心の注意を払いながら自宅訪問や面談をした経験がありますが、多少の感情の起伏はあれど、普段は誰よりも優しく丁寧な方でした。


しかしながら、会社には、スタッフの安全と心身の健康を守っていく強い責務があります。

会社としてできうる限りの防犯対策や環境整備をすべて行っていく必要があります。

様々な防止策がある中で、一番重要なのは、やはり、恐怖感や身の危険を少しでも感じた際には、迷わず「会わない」という選択をすることです。

会わない限り、直接的な危害を加えられることはありません。

そして、組織として対応していきます。

大切なのは、こうした報告や相談が気軽にできる機会と雰囲気づくり、その共有と対応の仕組みが組織にあるかどうかです。

サンパチでは毎朝ミーティングを行い、スタッフ同士が些細なことでも共有できる環境を目指しています。

一人で抱え込まず、チーム全体で課題に向き合う体制をつくり、安心して日々の業務に取り組んでほしいと思っています。


この一見どこにでもある防犯ブザーには、そういった会社のメッセージが詰まっています。

これからもスタッフの安全と心身の健康を第一に守りながら、支援を続けていきます。

 

カラフルな防犯ブザーをみんなの好みを聞きながら渡していたら、最後、ピンクがオジサン2人にあたりそうになり、すんでのところで、なんとか回避できました笑

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

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R8.5.28(木)サンパチ日報代表小泉編@コンプライアンス

R8.5.28(木)サンパチ日報代表小泉編@コンプライアンス

 

AM

健康診断

人事記録作成

 

PM

 採用サイト修正

 連絡調整

 記録チェック

 

最近、八戸市内の居宅介護支援事業所が指定の取消しという重い行政処分を受けたという報道を目にしました。

処分の理由は、重要事項説明書の説明やアセスメント、サービス担当者会議、モニタリングといった必須業務の記録がないにも関わらず、運営基準減算をせずに介護給付費を請求したことでした。

大きな法人グループに属する居宅介護支援事業所であり、同じ法人のデイサービスや訪問看護とのお付き合いもありましたので、突然の報道に大変驚きました。

介護保険法に基づく運営基準違反とのことで、同じ地域で福祉に携わる者として身が引き締まる思いです。


■ 介護事業運営における最大のリスク

介護事業所を運営する身として、一番の経営リスク要因はやはり記録の不備、そして、事業所指定の取り消しです。

私も現役のケアマネジャーとして、日々の業務に追われると、どうしても記録が後回しになってしまう気持ちは痛いほどわかります。明日は我が身です。

しかし、記録の不備は利用者様への適切なサービス提供を妨げるだけでなく、事業所やケアマネジャー自身の身を危険にさらすことにつながります。


■ スタッフと利用者を守る「仕組みづくり」

サンパチでは、スタッフが過度な負担を抱えることなくコンプライアンスを遵守できるよう、業務の仕組みづくりに力を入れています。

例えば、日々の煩雑なタスクを見える化して抜け漏れを防ぐ業務管理(スプレッド)シートを活用しています。

さらに、アセスメントやモニタリングなど減算や加算要件に関わる記録漏れを未然に防ぐための毎月、記録チェックの日 をもうけています。

業務効率化と生産性向上により利用者と向き合う時間の最大化を目指してきましたが、この2つの仕組みだけは多少、時間と労力を要してでも、絶対にやるべきだと思っています。

居宅介護支援事業所のみならず、すべての介護事業所にオススメです。

組織としてコンプライアンスのための適正な記録を保持する体制を整備することこそが、利用者に対する適正な支援の証明となり、働くスタッフにとって本当の意味で優しい事業所であると思います。

今後も、コンプライアンスの維持を図りながら、少子高齢社会に耐えうる生産性向上を図り、利用者のケアマネジメントを努めていきます。

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

 

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