R2.6.29(月)サンパチ日報社員SY編@初めての実地指導

R2.6.29(月)サンパチ日報SY編@初めての実地指導

 

時を遡る事、5月の中旬。

「6月25日に実地指導入るよ」という管理者からの一言で、当日までは不安と緊張が渦巻く日々となりました。

 

個人的には介護業界に来てから初めての実施指導となり、今までは話を聞くだけだったものがついに身をもって体験(?)することとなりました。

 

それでは、緊張のあまりコンディション絶不調で迎えた実施指導SY編をお送りしたいと思います。

まず、事前提出として指定のあったお客様は、状態変化により区分変更手続きを行い暫定プランでサービス提供を行っておりました。

この為、介護保険課へは暫定プラン提出となっています。当日に頂いた質問や確認事項、助言は以下の通りです。

 

まず一番初めに受けた質問は、アセスメントに関してでした。

実は、アセスメント手段が施設職員からの聞き取りとなっており、アセスメントとしては内容が薄かった為です。

これに関しては、感染予防の為、病院での面会が不可であったことと、施設職員から聞き取りをしてくださいとの病院相談員からの返答(施設職員のみ本人と限られた時間での面会許可が下りていました。)により、病院からの情報提供を受ける事が出来ず希薄となってしまったことをお伝えしました。

 

暫定プランに関しては、長期目標を1年、短期期間を半年としていたので、目標設定期間はもう少し短い設定で様子を見た方が良いのでは?と言う助言と一部短期目標の内容(身の回りの事が出来るようになるという表現を使ってました)が評価しにくくないですかとの指導を頂きました。

設定期間に関しては留意すると共に、新しい介護保険者証が届き次第会議開催予定である事、目標の内容は具体的な表記に改めていく事をお伝えしました。

アセスメント内容が十分でないこともあり、中身に関してはこれくらいの確認と指導を受けました。

 

あともう一つは暫定ケアプラン第1表の利用者及び家族の生活に対する意向欄ですが、私は「家族」とざっくりとした表記を使っていたため、長男なのか長女なのかを明確に記載した方が良いとの助言も頂きました。

その他は、福祉用具が追加となったお客様のケアプラン確認を受け終了となりました。

 

私は勝手に緊張しっぱなしでしたが、ピリピリとした雰囲気はなく終始和やかに時間は流れていました。

最後に、指導を通して思ったことは、ケアマネジメントの質をどう高めていくかという事でした。

今回は、聞き取り内容を元としたアセスメントでしたが、普段十分なアセスメントが出来ているかと問われれば、自信をもってできていますと答える事はできません。

あまりもたもたとはしていられないですが、今後の業務や事務所内で助言を受けながら、質の向上を目指していきます。

長くなってしまいましたが、ここまで目を通していただきありがとうございます。

今日も一日お疲れさまでした!

R2.6.25(木)サンパチ日報管理者K編@実地指導当日

R2.6.25(木)サンパチ日報管理者K編@実地指導当日

AM

実地指導

 

PM

実地指導まとめ

帰宅

 

【今日のいいこと】

本日朝イチで、景気づけのユンケル滋養液ゴールドαを飲用、そのままの勢いで行政実地指導を受けました。

 

 

結果として、運営基準減算、報酬返還につながる指摘はありませんでした。

事前の自己点検で過誤に気づき、既に過誤申立てをしていました。

 

アセスメントや居宅サービス計画書の内容に関する指導やアドバイスを随時いただきながらも、終始和やかに時が流れていましたが、最後の最後で、普段当然のように適切に処理していたケアプラン変更手続きの一部に不適切な取り扱いが発見され、一気に緊張が走りました。

管理者として、指導、確認不足があったことは大きな反省点です。

一方で、120人以上の利用者に対するケアマネジメント業務と帳票類、その記録類の全てをくまなくチェックすることには限界があることも事実です。
事業所全体の適正なケアマネジメント体制の底上げを図らなければならないと再確認しました。

 

最後、時間オーバーしていましたが、事前に準備していた14個の質問をさせていただき、行政担当者よりほぼ想定通りの回答を得ることができ、明日からまた自信と確信を持って、より効率的に適正なケアマネジメントに取り組むことができそうです。

他県では、国の基準を逸脱した解釈や、厳しい独自ルールでの強権的指導をする保険者も存在すると耳にします。

八戸市は、国の基準以上の独自ルールをもうけておらず、基準の解釈も非常に合理的で、ケアマネジャーやサービス事業者に配慮した、厳しくも優しい指導・監督をしていることを、今回の14個の質問でも再確認でき、お世辞ではなく非常に有り難いと感じています。

 

 

ケアマネジメント業務未経験からひとりケアマネ事業所を開業し、試行錯誤してきた約4年間に、とりあえずの及第点をいただいたようで、まずは安堵感と一定の満足感を感じています。

細かくてしつこい管理者を嫌にならずに仕事を共にしてくれたケアマネジャーたちにも感謝の念を禁じえません。

 

行政実地指導の傾向と着眼点を掴むことができ、サンパチがまた一回り大きくなった気が、勝手にしています。

具体的指導内容は、可能な範囲で小出しに今後綴っていきたいと思います。

とりあえず、今日は終了報告のみということで、このへんで失礼します。

今日も一日おつかれさまでした。

R2.6.23(火)サンパチ日報管理者K編@実地指導準備③

 

R2.6.23(火)サンパチ日報管理者K編@実地指導準備③

AM

Zoomミーティング

社内ケアプランチェック

自宅モニタリング

モニタリングシート記録

支援経過記録

 

PM

ショートステイメール送信

有料老人ホームモニタリング

モニタリングシート記録

支援経過記録

家族メール送信

帰宅

 

【今日のいいこと】

本日は、今月、有料老人ホームへ転居した方のモニタリングのため訪問してきました。

モニタリング自粛要請継続中ではありますが、生活環境が変わったことで、面談が必要と判断し、訪問しました。

結果、お元気にお過ごしのようで安心しました。

その日のうちに、フェイスブックメッセンジャー(チャット)にて、ご家族へ報告。

また、別の利用者は県外にご家族がいらっしゃるため、電子メールにて、本人の笑顔の写真付きで状態報告。

どちらも、お仕事しているため、夜間や翌朝などにご返信をいただきます。

 

 

 

さて、いよいよ明後日に迫りました実地指導。

準備資料も整い、実地指導よりも、3ヶ月ぶりに事務所にケアマネ4人が一堂に会することにドキドキしています。

事前準備をする段階で、今回改めて、各種加算の要件と算定状況を確認したところ、恥ずかしながら、複数の過誤を発見し、過誤申立てをしております。

最も多かったのは、初回加算請求漏れで、要介護度2区分以上変更と、2ヶ月以上居宅介護支援提供なしの場合の請求漏れがありました。
事務所開設当初のものが多く、数万円の請求漏れがありました。

 

過請求としては、入院時情報連携加算2重請求が3件ありました。
厚生労働省のQ&A「介護サービス計画に基づいて介護保険サービスを利用した翌月の10日(前月の介護給付費等の請求日)までに、当該利用者に係る必要な情報提供を行った場合に限り、算定可能である。」に基づき、翌月の情報提供であっても前月の給付費と合わせて請求していたのですが、そのことを失念し、退院後に再請求していたというミスがあり、返還手続きをしました。

また、退院退所加算の請求間違いとして、厚生労働省Q&Aの「退院・退所日が属する日の翌月末までにサービスが提供されなかった場合は、当該加算は算定することができない」を理解しておらず、退院時、必要な面談2回と担当者会議開催、ケアプラン作成を実施していたにも関わらず、本人・家族希望にて、退院翌月のサービス利用を休止したケースで、算定しているものが1件あり、返還手続きをしております。

ケアマネとして、加算に必要な退院支援を適切に実施したにも関わらず、1ヶ月サービス利用がなかったことで、その業務の対価が得られないのは残念なことではありますが、介護保険法の中で仕事をしている上では致し方ないことです。
これは自分としては盲点であり、今回の一番の学びとなりました。

 

毎日の業務の中で、常に、国や保険者の基準、通知を確認しながら業務に取り組んでいますが、それでも、確認漏れがありました。

上記の厚生労働省Q&Aは、平成21年3月に発出されたものです。
ケアマネジャーは、介護保険法が成立した平成12年から現在も日々発出される通知や法改正を正確に理解することが求められ、利用者と対面しての相談援助ばかりしていては、法を犯してしまう可能性があります。
コンプライアンス上このことは非常に重要なことですが、ケアマネジャー資格取得時の実務者研修でさほど触れていた記憶がありません。
これからケアマネジャーの職に就く場合は細心の注意が必要です。

 

ケアマネジメントと法の理解の両立。

決して、簡単なことではありませんが、この実地指導を良い機会とし、今後も精進していきたいと思います。

今日も一日おつかれさまでした。