- 業務効率化 & 生産性向上
ケアマネジャーが毎月、最も労力と時間を割いている利用者のモニタリングとその記録。
利用者との面談を過度に簡素化、省力化することは、ケアマネジャーの専門性に反しますが、モニタリングの記録の方法については、効率化と工夫の余地があります。
運営基準には規定されていないに、あって当たり前となりつつあるモニタリングシート。
モニタリング後に、モニタリングシートに記録して、支援経過に記録して、W記録している方も多いのではないでしょうか。
モニタリングシートを廃止し、支援経過へ一元化することで、1ヶ月利用者約35人分の記録の時間と労力の削減につながり、また、記録のミスや、記録の見にくさも改善することができます。
1つの業務を2つの場所にわざわざ分けて記録することで、同じ内容を記録していたり、それぞれの日付が間違っていたり、労力のムダ、ミスにつながります。
また、過去の記録を見返した際に、支援経過に書いたのか、モニタリングシートに書いたのかわからなくなり、探すのに時間を要するなど、時間と労力のロスにつながります。
支援経過にモニタリング記録を一元化することで、サービス事業所や関係機関等からの情報と一緒に時系列で、利用者の状態の推移を把握でき、適切に支援の見立てと手立てを考えることができます。
注意しなければならないことは、支援経過欄は自由度が高いですので、当然ながら、運営基準と保険者の指導に合致した形でのモニタリング内容をしっかりと記録する必要があります。
コンプライアンスを維持してこその業務効率化です。
↓あくまで、記載の一例であり、運営指導で指摘されないことを保証するものではありません。
文字数が多く見えるかもしれませんが、半分以上は定型化できる文章になります。
毎月のケアマネジメント業務に直接関わる部分であり、その分、業務効率化・生産性向上の効果は非常に大きいと思います。
私も苦手な毎月の記録の負担感が軽減されたと実感しています。
少しでもご参考になれば幸いです。
✔毎月、全利用者のモニタリングシート作成の時間と労力を削減できる。
✔支援経過にすべての情報が時系列に記録されるため、より迅速かつ適切に状況把握ができ、見やすい。
✔記録点検チェックの項目が減り、手間と時間が削減できる。