青森県主任介護支援専門員研修

次期改正において、居宅介護支援事業所の管理者を、主任介護支援専門員とすることが議論されていることと、将来、事業所加算をとり、より、効率的なケアマネジメントを実現していくために、主任介護支援専門員研修を受講しています。3ヶ月に及ぶ
長丁場です。

主任介護支援専門員の役割は、

①包括的・継続的ケアマネジメントの実践が可能な環境整備と介護支援専門員へのサポート

②介護支援専門員に対する個別支援

となっています。

①はざっくり言うと「地域づくり」であり、

研修テキスト46ページにも

居宅介護支援事業所においても「包括的・継続的ケアマネジメンとの実践が可能な環境整備をおこなわなければならないのか。事業所の中だけで精一杯ではないか。」と疑問に感じるかもしれません。

という記述があり、そのような 疑問は大いにあるのは否定できません。

先輩ケアマネの中には、

「どこまでがケアマネジャーの仕事なのか。誰もやる人がいないと、全部ケアマネジャーの仕事になる」

と嘆いている方もいました。

言ってる意味はよくわかりますが、何でも屋の御用聞きがケアマネの専門性ではないのは明白なので、本人、家族、関係者のチカラを引き出しながら、絶妙なバランス感覚で関わっていく必要があると思います。

あれもこれもやっていると、潰れてしまいます。

ケアマネ本来の役割、優先順位をつけ、利用者、家族、関係者のチカラを見極めながら、絶妙なバランス感覚で、限りあるケアマネのパワーを注いでいく必要があると思います。

まだまだ、精進が必要のようです。

実践のアウトプット

NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの第23回 全国の集い in はちのへ 2017に2日間参加してきました。

http://tsudoi2017.com

率直に楽しかったです。研修も、懇親会、2次会…も。

全国の著明な方々の話を伺うことができ、勉強になりました。

県外の、専門職の皆さんと交流することができ、楽しかったです。


がしかし、それで喜んでいるとダメなんだとも思います。

もし自分があの場でプレゼンするとすれば….何ができるのか?

そして、聴講者に学びを提供できるか…?

自信を持って外に出せる実践ができているか。

 

自分自身のこの問いが、一番の収穫でした。

 

話聞いて、仲間できて、喜んでいるだけだとダメですから、明日から少しずつ、仕事に忙殺されず、考えていきます。

ケアマネへの批判

今日は八戸地域介護支援専門員協議会の研修会に参加しました。

会報に自分の寄稿が掲載されていました。

字数制限あるとはいえ、内容の薄さに、我ながら少々辟易しました。

講演内容の一部として、

・次回改正は、ケアマネジャーに関する大きな改正はない。

・介護保険内だけではなく、地域における総合的福祉課題解決に向けた、ケアマネジメントが求められる。

・認知症による介護抵抗、介護負担がある→ショートステイ利用。というケアプランではなく、どのようにして、認知症による介護抵抗を軽減するかを分析、改善する。

・転倒リスクあり→筋力増強。ではなく、白内障など多様な要因が考えられる。

・ケアマネジメントへの批判

課題分析ができていない。

自助・互助(地域資源)活用ができない、介護保険ありきプラン。

などなど。

新たな気づきと、分かってはいてもできていないこと、両面勉強になりました。

明日からの仕事に役立てたいと思います。