R6.11.23(土)サンパチ日報管理者小泉編@ケアマネ社会福祉士の週末

R6.11.23(土)サンパチ日報管理者小泉編@ケアマネ社会福祉士の週末

 

AM

青森県薬剤師会
「口腔ケアと誤嚥性肺炎予防についての研修会」
オンライン参加

 

PM

成年後見活動
被保佐人面談

帰宅

 

【今日のいいこと】

昨夜は、株式会社西町様の忘年会にご招待いただき、楽しいひとときを過ごしました。


↑セリシール柏崎 勤続表彰の様子

 

そして本日午前中は、昨夜の頭重感が残存する中、青森県薬剤師会の「口腔ケアと誤嚥性肺炎予防についての研修会」があり、八戸薬剤師会会長様より直々にご案内いただいたからには参加するしかないでしょう!といいうことで自宅からオンライン参加。

サンパチケアマネ、もう1名は会場参加。

 

「寝ている時も唾液誤嚥を防止するには、完全側臥位にするだけ」
→咽頭の構造上、唾液が気管に流れない!

VE(嚥下内視鏡検査)実演など、想像していた以上の内容でとても興味深い研修でした。

有料級の内容であり、ぜひ施設や介護事業所のケアスタッフに聞いてほしい、学んでほしい研修でしたが、介護職もケアマネもほぼ参加していないように見受けられ、少し残念でした。

食べることは生きることの基本ですので、「むせる→とろみ剤を使うだけ」ではなく、ケアマネジャーとしては、口腔ケアのニーズを探るアセスメントをした上で、必要な専門職へつなぐ、プランニングする意識を高く持っていたいと思います。

 

 

午後からは成年後見活動として、障害者グループホームへ訪問し、被保佐人と面談、平穏に生活していることを確認し、来月の生活費をお渡ししてきました。

ケアマネジャーとスクールソーシャルワーカー、裁判所調停委員などとともに、成年後見を現在5件受任中(新規1件待機中)です。

あまり日報に書かないようにしていますが、成年後見活動として、毎月5名の方の訪問、面談をしています。

ケアマネジャーとしての勤務時間は厳密に管理し、常勤時間(週40時間)は難なくクリアしていますので、行政の方どうかご安心ください(笑)

法人の役員には、1日8時間、週40時間等の制限はありませんので、週168時間(24時間×7日)を有効活用し(笑)、ケアマネジャーと社会福祉士の業務量をコントロールしつつ、幅広い福祉実践の両立を目指しています。

成年後見活動ではケアマネジャーとしては出会えないクライエント、対応できない支援活動を展開できます。

成年後見人はケアマネジャーと違い、本人や家族の立場での支援となり、被後見人のケアマネジャーや施設スタッフ等を相手に、学ぶべき点も多いです。

「(専門職から)説明されたけど、イマイチわからないなあ…こう説明されたほうがわかりやすいなあ」など。

 

現在、管理者個人での成年後見活動となっていますが、徐々に法人後見活動も行っていく予定です。

国のケアマネジャーに関する検討会では、本来業務以外(シャドウ・ワーク)の負担について議論され、身寄りなし問題も取り上げられています。

地域で唯一、ケアマネジャーと成年後見ができる事業所として、地域課題解決に取り組んでいきたいと思います。

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

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R6.11.17(日)サンパチ日報管理者小泉編@社会福祉士会三八支部市民公開講座

R6.11.17(日)サンパチ日報管理者小泉編@社会福祉士会三八支部市民公開講座

 

【今日のいいこと】

昨日は青森県社会福祉士会三八支部の市民公開講座と懇親会に5名で参加してきました。

講師は八戸学院短期大学部の鳴海孝彦。
災害支援実践に基づいた丁寧でわかりやすいお話でした。

一般市民の方と社会福祉士等の専門職がグループワークなど通して意見交換しました。

私も支部長の役割を立派に果たしました(笑)

 

そして懇親会へ

社会福祉士やケアマネジャー等の専門職がお互いに交流を深め、ネットワーキングを図りました。

「はじめまして、最近入会した〇〇です!」

「あ〜いつもお電話ではお世話になっていた〇〇さん、お会いするの初めてですね!」

社会福祉士やケアマネジャーの役割は、ニーズに基づいて最適な社会資源につなぐこと。

このつながりが、明日からの実践に役立ってくることでしょう。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今日も一日おつかれさまでした。

 

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R6.11.15(金)サンパチ日報管理者小泉編@デマンドとニーズ

R6.11.15(金)サンパチ日報管理者小泉編@デマンドとニーズ

 

AM

朝礼

採用面接

自宅モニタリング

 

PM

自宅モニタリング

施設モニタリング

帰宅

 

毎月、月初めは自分の実績確認から全利用者の加算要件と記録チェックからの国保連請求、給与計算などの管理業務、経理業務があり、今週から少しずつモニタリングに回っています。

利用者と毎月面談していて、ケアマネジャーとして、難しさ、無力さを感じる瞬間が、施設利用者からの

「どうしても、家に帰りたい」

という言葉です。

特に、認知機能低下のない、または軽度の利用者からの

「どうにかして帰りたいんです、どうかお願いします」

こういった声に、ケアマネジャーとしていかに応えるべきか。

無論、自宅で生活できない事情、背景があって、本人または家族が決定した上で施設入居中の方々です。

「あと何年も生きられないってわかっているから、家に戻りたい」

「施設に入ったら、死ぬまで出られないんですか」

具体的な生活上の要望を聞き出そうとしても、

「そんな小さな話はどうでもよくて、とにかく出たいんです」

とても切実な思いです。

しかも、借りていた自宅を返却、処分し、すでに帰る家がない場合もあります。

「それでも帰りたい」

「転んで怪我するかもしれないけど、それでも帰りたい」

家族は
「家では誰も介護できる人がいない」「仕事を辞めるわけにはいかない」「家族も本人も共倒れになる」「転んで頭でも打ったら命に関わる」「火事になっても責任がとれない」よって「家に帰る選択肢はない」

利用者は
「家族と縁を切ってもいいから、帰りたい」
「ケアマネジャーなんだから、なんとかしてほしい」

 

自宅か施設か、これは永遠の課題であり、同じ施設でも、満足して生活している利用者もいます。

利用者の思いは単なるデマンド(要望)なのか、真のニーズ(必要なこと)なのか、私達は、利用者本位でありながら、家族や自宅住環境など、取り巻く環境、背景に目を向け支援していくため、利用者、家族の思いに対して、「はい、わかりました」と即答することはできません。

 

私は
「〇〇さんがそういう思いを強く持っていることは十分わかりました、私も〇〇さんと同じ状況になったら同じように思うかもしれません」
「ただ、私がケアマネジャーとしてご家族の同意なく、勝手に退去や自宅生活の準備をすることはできません」
「これからは、〇〇さんがそういう思いを強く持っているということを、私も強く頭におきながら、今後も支援させていただきます」

といった返答をするのがやっとです。

家族も家族で様々な思い、背景をもっているため、安易に「自宅で生活(介護)していきましょう」とも提案できません。

利用者からは毎月、切実な思いが聞かれ、「なんとかしてほしい」とお願いされます。

こんな時、意識するのは、やはりバイスティックの7原則です。

これは正解のない問題であり、家族間の根深い問題でもあり、ケアマネジャーができることは現状の生活の満足度を高めることだと思います。

利用者本位、意思決定支援、リスクマネジメント、家族負担軽減…時に相反する理念に葛藤しつつ、利用者の意向に目を背けず、日々向き合いながら、現状ケアマネジャーとしてできることに注力していきたいと思います。

 

今日も一日おつかれさまでした。

 

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