R7.12.31(水)サンパチ日報代表小泉編@ケアマネの叫び

R7.12.31(水)サンパチ日報代表小泉編@ケアマネの叫び

 

今年もいよいよ大晦日。

昨日は帰省している息子と買い物に行くなどのんびり過ごしましたが、今日になってやり残している仕事をいくつか思い出し、起床して焦ってパソコンを開いています。


その中のひとつがこちら。
青森県介護支援専門員協会八戸支部の役員として企画・運営した『シャドウ・ワーク〜どう向き合うのか〜』 での参加者の声を文字起こししてまとめ、参加者、ケアマネジャー、行政、関係機関に届けることです。

以前も日報でお知らせしましたが、この研修では、普段、おおやけに語られることのない、ケアマネジャーの苦悩や葛藤、この職業が持つ影の部分が、この地域で初めて語られました。

そして、ある意味、皮肉にも、ケアマネジャーが高齢者や障害者の日常の暮らしを支える最後の砦、セーフティネットとして、地域住民の暮らしに欠かすことがない存在になっていることが明らかになりました。

これはケアマネジャーにとって、決してネガティブな評価ではありませんが、社会システムにおける課題をケアマネジャーが全て引き受け、無理をして疲弊することは、介護保険制度自体が機能不全に陥り兼ねず、避けなければなりません。

ケアマネジャーの法律に記載されている役割は「サービス事業者等との連絡調整」

ケアマネジャー自身が、自らの役割と専門性を正しく理解し、日々の実践で強く意識すること。

ただし、それだけでは解決できません。

介護保険法はじめ、各種制度や行政の支援では行き届かない生活上の課題が存在しており、ケアマネジャーが法定外業務として動かざるを得ない状況にあることを、行政はじめ、利用者や家族、地域住民、病院や救急隊員、関係機関、介護サービス事業所などすべての方々に理解してもらう必要があります。

そういった気持を込め、今回の研修でのグループワークでの全グループの意見交換の内容と、申込み書に記載された参加者の声を、私の責任の下において、まとめ上げました。個人情報や表現を一部修正しています。

「身寄りのない利用者の緊急受診対応。病院側から、待機を求められ、長時間拘束される。」

「ケアマネジャーが4年間買い物支援(こだわりの嗜好品)。自家用車で買い出し行く。」

 

ぜひご覧ください。

シャドウ・ワーク研修 報告書

行政担当者にも提出しました。

今年も一年、おつかれさまでした。

 

 

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R7.12.15(月)サンパチ日報研修報告編@シャドウ・ワーク〜どう向き合うのか〜

R7.12.15(月)サンパチ日報研修報告編@シャドウ・ワーク〜どう向き合うのか〜

令和7年12月12日(金)、サンパチより4名が、青森県介護支援専門員協会八戸支部主催の研修会『シャドウ・ワーク〜どう向き合うのか〜』(合同会社ONE 介護サポートオフィスONE 代表 向井 祥 先生)に受講および運営手伝いとして参加しました。

★学び、気づきとなったこと

◯法定業務(本来業務)を理解したうえで、法定外業務の線引きをし、地域性を加味しながら場合によっては支援が必要な場合もある。
業務を線引きするメリット・デメリットもあるが、法定外業務を他機関につなぐべき業務と位置付け、地域の保険外サービスや行政サービス、ボランティアなどを活用促進し、地域共生社会の実現に繋げることが必要である。
行政や保険外サービス事業所と連携し、解決できるレールを作ることが必要である。

他事業所でも想像を超えるシャドウワークが多々あり、他機関へつなぐことなく対応していたことに驚いた。
緊急時の対応は自費サービスにつなぐことも難しいことが多い為、ケアマネが対応しなければならないこともある。
特に身寄りのない方へのシャドウワークが多く、緊急時に備え事前に対応方法について話し合っておくことでシャドウワークも減らす事ができると感じた。
また重要事項説明書に記載し、説明を行う事で理解してもらう事も必要である。

◯グループワークでは、金銭の支払い等を日常的に代行しているケアマネジャーもおり、想像以上にシャドウワークが常態化していることが分かった。
信頼関係が崩れる心配から断れない現状も理解できるが、特に法的なリスクも大きい部分については重要事項説明時に明示が必要と感じた。
地域資源の不足が要因の場合など、1ケアマネジャーだけでは解決が難しい問題については、地域ケア会議の活用や地域包括支援センターとの情報共有を通じて、市町村単位での体制整備につなげていく必要があると学んだ。

 

★明日からの業務に生かせること

◯再度、法定業務(本来業務)を理解し、利用者の生活に支障がないようインフォーマルサービスを活用していく。
必要な支援を行政へ伝え、地域課題から新たなサービスを作れるように意識していく。
他事業所から引き継いだ際、前任が法定外業務を担っている可能性もあるため、重要事項説明書を用いての説明を行い、法定業務への理解を得られるようにしていく。

重要事項説明書での説明と、身寄りのない方は緊急時の対応方法について具体的に話し合い、対応について決めておく。
また突発的な対応についてはすぐに対応するのではなく、インフォーマルサービスで対応できるかどうかの確認も行い、出来るだけ不要なシャドウワークを減らしていきたい。

◯利用者に法定外業務を依頼された際、単に引き受けるのではなく、なぜできないのか分析し、必要に応じてインフォーマルサービス等へつなげることで、ケアマネジメント業務に支障が出ないようにする。
また、複雑な手続き等の改善や地域資源の開発により解決が期待できる場合は、行政へ声を上げていく。

 

地域のケアマネジャーが膝を突き合わせ、ケアマネジメント上の課題や苦悩を腹を割って話し合う貴重な機会となりました。

サンパチでは、今後もケアマネジメントスキル向上のため、研修会や地域会議等に積極的に参加していきます。

今日も一日おつかれさまでした。

 

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R7.12.13(土)サンパチ日報代表小泉編@近況報告

R7.12.13(土)サンパチ日報代表小泉編@近況報告


日報の更新がしばらく滞り、大変ご無沙汰してまして、失礼しました。

地震の被害もほぼなく、おかげさまで元気に暮らしております。

NTTの鉄塔の影響で、柏崎オフィス周辺が一部通行止めになってはいますが、根城オフィスで仕事はできています。

最近は、青森県介護支援専門員協会八戸支部の研修の企画、準備に奔走していましたが、昨日、無事、開催することができました。後発地震に備え、懇親会は泣く泣く延期としました。

相応の労力と時間を割きましたが、自らが選定したテーマに基づき、講師、会場、段取りなど準備、司会を無事こなせたことにまずは安堵しています。

今年一番の寒さの中、会場には50名を超えるケアマネジャーらが八戸市内外から集まり、シャドウ・ワーク(法定外業務)にどう向き合い、いかに法定業務に注力していくべきか、講師の話に熱心に耳を傾け、グループワークも白熱していました。

これもひとえに、合同会社ONE代表の向井祥先生のおかげです。 豊富な知識と経験に加え、ケアマネジャー実践者であることの説得力がありました。

参加者からは、 「行政職員や近所の方、友人などが、『ケアマネさんがついているなら何でも相談してやってもらって』 と本人家族へ言うことで、ケアマネが何でも屋になってしまう。(シャドウ・ワークとわかっていても)信頼関係を崩したくないという理由からやってしまう。」 といった切実な声もありました。

これは、言った人が悪いという話ではなく、社会システムにエラーが生じている状態です。

グループワークでの貴重な声も後日まとめ、可能な範囲でまたご報告します。

今回の研修の私の目的は、「国や偉い人に決められた研修内容ではなく、現場で奮闘するケアマネジャーが本当に求めている内容であること、現場の苦労や困りごとの解決のための力になること、そして少しでも楽に、明日からまたケアマネがんばろうと思えること」でした。

講師や支部役員、サンパチスタッフ、受講者のご協力の下、概ね達成することができました。

制度の隙間である法定外業務(シャドウ・ワーク)を積極的に埋めにいく、誰よりもソーシャルワーク機能も果たしているケアマネジャーは、地域にとって必要不可欠な存在であると再認識できました。

くわしい研修内容は後日、研修報告として投稿します。

余震に備えながら、自宅でひとり打ち上げをしました🥃

今日も一日おつかれさまでした。

 

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