R7.6.20(金)サンパチ日報管理者小泉編@働く意味
AM
入院時情報連携シート作成
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スクールソーシャルワーカー勤務
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八戸市スクールソーシャルワーカー連絡会
PM
有料老人ホームモニタリング
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有料老人ホームモニタリング
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利用者対応
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帰宅
【今日のいいこと】
今月、新たに入社したケアマネジャーに対する研修が継続的に行われています。OJTによる同行研修を中心に、OFF-JTとしての座学研修も、管理者や主任がマンツーマンで実施しています。
入社時に必須となる高齢者虐待防止、感染症対策、BCP(業務継続計画)等の基本研修はもちろんのこと、サンパチが特に重視しているのが「運営基準」に関する具体的かつ実践的な理解です。
介護保険制度という国の社会保障制度の中核を担うケアマネジャーに最も求められる資質は、言うまでもなく法令遵守です。
そして、その法令遵守の根幹をなすのが「居宅介護支援事業の運営基準」であり、これはケアマネジメント業務の基本にして最重要の指針です。
皆さんは、この運営基準を日々の業務の中で意識的に活用できていますか?
定期的に読み返し、根拠を確認する習慣はありますか?
ケアマネジャー9年目を迎えた私自身も、運営基準を読み返すたびに、毎回新たな気づきを得ています。それほどまでに、制度の基盤として深みのあるものです。
そこでサンパチでは、新任ケアマネジャー研修の一環として、ケアマネジャーが確認すべき法令の体系を体系的に整理し、運営基準、費用算定基準、解釈通知、国が発出するQ&Aや「介護保険最新情報」などの制度的根拠の説明と、その実務への活用方法をOFF-JTとして取り入れています。
↑私の中のイメージ
意外なことに、これらの法令や制度解釈に関する実践的な教育は、ケアマネジャー資格取得時の実務研修ではほとんど扱われません。だからこそ、実務現場での基礎固めが極めて重要なのです。
どんなに丁寧にアセスメントを行い、よくできたケアプランを作成したとしても、日々の業務において法令遵守ができていなければ、ケアマネジャーとしての信頼は失墜します。
その結果として、報酬の返還や加算の取消し、事業所指定の取消し、さらにはケアマネジャーとしての職を追われる事態にもつながりかねません。
制度の中で業務を行う専門職として、根拠と規範を持つことは最低限の責任であり、専門性の根拠でもあります。
サンパチで働くことの意味は何か?
給与?ランチ会?リモートワーク?ICT?AI?業務効率化?生産性向上?
サンパチで働くことの本質的な意義は、ケアマネジャーとして、福祉専門職として、そして一人の人間として“成長できること”にあると考えます。
お金はすぐになくなり、ランチも食べればなくなります。
しかし、サンパチで得られた、幅広いネットワークを活用した福祉実践における成長は、一生の財産になります。
だからこそ、サンパチでの研修は、知識や技術の習得にとどまらず、ケアマネジャーとしての「在り方」を問い続ける時間でもあります。
法令を読み解き、制度の根拠を理解し、自らの判断に責任をもつ。
その一つひとつの積み重ねが、信頼される支援者としての成長に直結します。
制度に強く、倫理に敏感で、利用者に真摯に向き合う
そんなケアマネジャーでありたいと考えています。
そのためには、一人ひとりの意欲と覚悟、そして日々の努力が不可欠です。
サンパチで働くことは、決して楽しいことばかりではなく、辛さや痛みを感じることもあるでしょう。
成長には、多少なりとも痛み・辛さが伴います。
いわゆる成長痛です。
そして、痛みの後に成長があります。
これは経営者である私も同様です。
専門職としての本質を深め、自らを磨く場であり続けるられるよう、日々精進していきます。
今日も一日おつかれさまでした。