R3.2.25(木)サンパチ日報SY編@リーガルソーシャルワーク
AM
Zoom朝礼
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モニタリング
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相談の為、キーパーソン宅訪問
PM
モニタリング
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法律事務所訪問
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各事業所との連絡調整
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記録
皆様こんにちは。本日は、今月21日(日)に「リーガルソーシャルワーク!?の実践」と題し、日本司法支援センター青森地方事務所(法テラス青森)篠原佑介氏の研修にZoomで参加させて頂きましたので、内容と併せて個人的な感想を綴りたいと思います。研修は以下テーマに沿って進められました。
1、刑事司法ソーシャルワーク
2、法テラスの「司法ソーシャルワーク」
3、犯罪被害者支援におけるソーシャルワーク
4、おわりに
まずは、刑事司法ソーシャルワークと言う事で更生支援の活動内容について、AさんとBさん2つの事例を元にお話がありました。更生支援は大まかに6つの流れに分かれており
- 弁護人との打ち合わせ
- 本人との面会
- 必要な情報の収集
- 更生支援計画案の作成と本人への説明
- 支援体制の構築
- 更生支援計画書の作成→裁判所への提出→証人として出廷
となっています。
レジュメの資料を掲載していいかどうかが分からなかったので、ネットより拝借した図を引用させて頂きますが、更生支援を行うポイントとして、星マークのタイミングで行う事が多いようです。
(HP:ヒトノワ シゴトもアソビも人の輪より)
図にはありませんが、仮釈放や満期釈放のタイミングでも支援が提供されます。こうした関わりにより、生活環境を整え社会生活を円滑に進める事で、再犯防止に繋げていき良い循環に繋げていく形となります。
Bさんは会場に来られており、ご自身の言葉でこれまでの経歴と今の暮らし、そしてこれからについてお話しくださいました。AさんもBさんも、今は適切な支援を受けながら生活を送られています。お二方とも、好んで法に触れたわけではなく、やむにやまれずといった印象を受けましたので、相談窓口の周知や啓蒙活動の大切さ、実際に相談へ来られた際のアプローチの質について改めて考えさせられる面がありました。
刑法犯の検挙人員を年齢別で見たデータによると、20歳未満は減少傾向にありますが65歳以上は増加傾向にあります。この為、出所後も生活ができるよう介護保険サービスの調整や施設の検討が必要なケースが今後増えてくる可能性が高いです。実際Aさんのケースでは、⑤支援体制の構築で介護支援専門員が関わっており、出所後の生活についてサービス調整が進められておりました。
法テラスは、耳にした事があるという方や実際に担当させて頂いているケースの事で相談をしたという方は、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
法テラスでは、司法ソーシャルワークという法的問題を抱えた人に対して、福祉機関などと連携し問題解決を図る取り組みを行っています。その中で、司法ソーシャルワーカーという、援助を要している人に対して、実際に関わりを持ち必要な支援の提供を担ってくれます。アウトリーチ型の対応でもある事から、本人宅や施設、病院に対してスタッフ弁護士が出向き働きかけてくれます。
法テラス青森では、青森県弁護士会からの協力を得て、福祉機関からの要請に対してケース会議へ弁護士を派遣するなどの調整を行ってくれており、法的問題を抱えている場合には力添えいただける体制を整えてくれています。
この分野に対しての知識はなく、司法ソーシャルワーカーという言葉すら私にとっては、耳馴染みのない言葉でした。法的な問題は複雑化する事も多いので、地域の中に弁護士が入ってきてくれるのは、当事者にとっても私たち支援者側にとってもこの上なく心強い存在です。これからの需要も高く、今以上に認知度が高まっていく存在であると感じました。
今日も一日お疲れ様でした。