R5.9.15(金)サンパチ日報管理者K編@出会いと別れ
AM
スクールソーシャルワーカー高校勤務
PM
地域ケア会議個別会議
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サービス事業所連絡調整
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新規利用者サービス調整
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帰宅
今週は、利用者の訃報に接する機会が多くあった。
私の担当利用者も2名、数年前に出会い、あっという間に旅立たれた。
年の頃は近い男性2名、その境遇とキャラクターは正反対だが、どちらも、自分の人生を生ききったと思われるおふたり。
・自らの信念に基づいた独自の生活スタイルが施設のルールと折り合わず、アパートでの単身生活をスタート、自由奔放な生活を送る。何度か築いた家族とはいずれも音信不通、最終的に唯一の親族も関わりを拒否し、病院にてひとり息を引き取る。行政の手配にて静かに最後の旅に出る。人の良さと生来の特性から過去の経歴は凸凹であるが、普段は穏やかで優しい笑顔と人を気遣う言葉を発し、時折見せる強がりと怒の感情の裏側にどことなく寂しさや孤独さが見える。言動は凸凹だが不思議と周りの人に好かれる方。誰が相手でもどんな状況でも最期まで自分を貫き通し旅立たれた。
・饒舌で知的なユーモアの裏に人への気配りと生真面目さが垣間見える方。公の仕事をしっかり勤めあげ、愛する妻の介護と面会を生きがいに子どもや孫にも恵まれる。持病と共存しつつタバコとウイスキーは毎晩欠かさない。夫婦それぞれ順番に担当させていただき担当者会議はいつもめおと漫才のような笑いに包まれる。数年前、死を意識し書いたであろう原稿用紙には子どもたちや周囲への最大限の気配りと愛情、親として子どもへの最後の教えや願いが細やかに記されていた。最期まで自分流の気遣いで残された者への最大限の愛情を体現し旅立たれた。
おふたりとも平均寿命には満たないが、太く短く見事な人生。
憧れと羨望の念すら抱いてしまう。
今となっては、本人たちの心境を知る術はないが、残された私たちにできることは、素晴らしい人生、あなたらしい最期でしたね、と心の中で最大限の尊敬と感謝の念を送ることのみ。
どうぞ、あなたたちらしく、お旅立ちください。
またお会いしましょう。
このような有意義な出会いと別れがあり、人生に密接に関わり、人として成長させていただける職業は、ケアマネジャーだけではないだろうか。
有り難い出会いと別れ、ありがとうございました。
↓モニタリング時にいつもあった2.7Lのウイスキー