R2.11.3(火)サンパチ日報管理者K編@こころの相談窓口
AM
Zoom朝礼
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ショートステイ予約
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家族連絡調整(ショートメール)
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家族とサービス調整・相談
PM
ショートステイ契約日程調整
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介護予防請求書作成
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受信FAX確認・整理・記録
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帰宅
八戸市でも新型コロナウィルスの感染が広がりつつあります。
利用者面談や担当者会議、新規利用者との契約など、随時、感染状況を情報収集しながら、ここ数日、今月の業務スケジュールを組み立てています。
ケアマネジャーは利用者へ直接介護行為は行いませんが、正確な情報に基づき、細心の注意を払い行動しなければ、利用者、家族、介護施設、サービス事業所を訪問・面談する中で、自らが媒介となり、感染拡大を引き起こしてしまう可能性が多分にあると強く意識し、慎重に行動しています。
目に見えないウィルスと対峙することとなり、現在の地域の感染状況を分析しますと、私たち介護支援の専門家であるケアマネジャーから見ても、八戸地域の介護施設、通所事業所はじめ、どの事業所で感染が発生してもおかしくない状況です。
もちろん、どの事業所も感染対策に必至に取り組んでいても、です。
本日、テレビのニュースで、クラスター感染が発生したデイサービスの管理者が電話取材に答えていました。
現在、当該デイサービスに担当利用者はいませんが、その声には聞き覚えがありました。
以前、担当利用者が、当該デイサービスを利用していたことがありましたが、利用者の多くの要望や喜怒哀楽にもしっかりと耳を傾け、親身になって対応してくださったことを覚えています。
”耳の聞こえない方や自分で食事を摂れない方など、近くで介助をする必要があった”
”無症状であり感染に気づくことが難しかった”
そして、
誹謗中傷が1日10件以上、新たな感染者が発生する度にあるということでした。
まだ感染経路も特定されていないのに、内容も非常に辛辣なものでした。
新型コロナウィルスは、これらの誹謗中傷こそが、コロナ禍における最大の脅威だと思います。
八戸市の会見では、当該デイサービスの職員が、自宅で発熱した利用者の病院への車での送迎・通院介助まで対応しているとの説明がありました。
感染可能性の高い利用者の通院付き添いを担う人、事業所、タクシーが簡単には見つからないことは容易に想像できます。
通常であれば、デイサービス職員の役割ではない部分まで、利用者のため、感染拡大防止のため、行っているのだと思われます。
以前の、当該デイサービスとのやり取りを思い出すと、大変な困難の中、真摯に対応されていることが想像されます。
こうして、日報を書いている私自身も明日に感染する可能性もありますし、誰にもその可能性があります。
誹謗中傷する側も、様々な立場で、非常に困難な状況に直面し、その思いをどこにもぶつけることができず、大きな心的ストレスを抱えているのかもしれません。
そういった様々な思いや悩み等に関する相談先として、青森県障害福祉課から「こころの相談窓口ネットワーク相談先一覧」が公開されています。
いわゆる、縦割り的ではなく、あらゆる分野を網羅している貴重なリストであり、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー必見です。
感染拡大を必至に食い止めようとしている事業所に対して誹謗中傷を重ねたところで、何も解決されないばかりか、対策業務に支障が発生し、さらなる感染拡大を巻き起こしかねません。
こういった相談先や、有用な社会資源を互いに情報共有、活用しつつ、皆でこのコロナ禍を生き抜いていければと思います。
サンパチも微力ながらそのお手伝いができればと考えています。
こんな時代ですが、緑綬褒章を授章されたスーパーボランティア・尾畠春夫さんの言葉が深く胸に響きました。
https://www.youtube.com/watch?v=a7eV76cXi2w
「当たり前のことをしてるだけ、人として。
皆から教えてもらったり、優しくしてくれたりして今、現在があるからな。
じゃから、してくれた人だけに返すんじゃなくて、なんかこう不特定多数でな。
広く自分ができることを恩返しさせてもらったらいいかなと思って」
自分は、この不確実性の高い世の中において、人として当たり前のことができているだろうか。
コロナ禍でも、自分の軸を持ち続け、ブレずに、人として当たり前だと、自分が信じることを確実に実行していきたいと思います。
今日も一日おつかれさまでした。