10/27(日)サンパチ日報管理者K編@青森県歯科衛生士会三八支部シンポジウム報告
10/20(日)に歯科衛生士会三八支部のシンポジウムに参加してきました。
口腔ケアは、高齢者の死亡要因の上位を占める肺炎、窒息や、低栄養を防ぐことができることなど、具体的データを元にした講義で、改めてその必要性を実感する機会となりました。
何より、ケアマネジャーはアセスメントやモニタリングで利用者を訪問する際、食事時間を避けることが多く、利用者の食事摂取場面を観察することが少ないのではないでしょうか。
口腔衛生のアセスメント方法を、ケアマネジャーが学ぶ機会はほぼないと思います。ケアマネジャーは利用者の口腔内を見せてもらうことは少し勇気がいることであり、見た所で大まかにしかわからないというのが現状ではないでしょうか。
今回、食事摂取場面のアセスメント方法として、
・むせる
・食べこぼす
・口に食べ物をため込む
・丸飲みをする
・上記の症状で食事に時間がかかる
・痩せてくる
※これらを外部観察で抽出できるかが重要なポイントとなる・いつも目が開いているか
・常にゴロゴロと湿性の音がしていないか
→唾液誤嚥をしていないか
食事後に声の変化はないか
など、学びました。
皆さんは、歯科衛生士居宅療養管理指導の運営基準を見たことがあるでしょうか?
そこには口腔ケアだけでなく、
「摂食・嚥下機能の維持・向上に必要な実地指導、歯科保健のための食生活指導」
と記載されています。今後は、虫歯の治療や義歯作成だけでなく、連携できそうです。
また新たなネットワークが広がりました。大きな収穫です。
午後は、シンポジウムにて、医師、歯科医師、管理栄養士、言語聴覚士、介護福祉士の方々と共に、ケアマネジャーの役割と「食べる」「口腔ケア」への関わりの現状と課題を少しだけお話させていただきました。
シンポジストとして依頼を受けての参加でしたが、誰よりも学びが大きかった気がします。
前日の、シンポジストや歯科医、歯科衛生士さんたちとの懇親会もとても楽しいひと時でした。有意義な機会をいただいた、青森県歯科衛生士会三八支部の皆さん、ありがとうございました。