R6.3.3(日)サンパチ日報管理者K編@人を伸ばす力
AM
フィットネスジム
PM
仕事と読書
↓
息子送迎
↓
帰宅
【今日のいいこと】
今日は、久しぶりにフィットネスジムへ行きました。
マシントレーニングはほどほどに、目標を5月19日(日)の八戸うみねこマラソンに定め、10km程、ゆっくり走りました。
昨年のレース終盤、ご高齢のランナーや女性ランナーたちにスイスイと抜かれまくったことが昨日のことのように思い出されます。
圧倒的に走り込み不足、スタミナ不足でしたので、年々、年齢とともに低下する体力、持久力に少しでも抗うべく、昨年の自分より1秒でも前へ、を目標に楽しみながチャレンジしたいと思います。
午後からは、カフェで読書にチャレンジしましたが、実は読書が苦手で、読書量は他の経営者や管理者に比べ、圧倒的に少ないと思います。
スマホはずっと見てられるのに、本を開くとなぜかすぐ眠くなります。
仕事でペーパーレスに取り組んでいるからでしょうか、紙の文字を見ても、頭に入りにくい気がしています。
Kindleなどの電子書籍のほうが得意です。
ただ、家族や社員にもシェアできるかなと思い、最近は、紙の本にこだわっています。が、読書が進みません😅
そんな私がようやく最近読み終えた本がこちらです。
「人を伸ばす力」
あまり自信ないです😅
かなり黄ばんで年季が入っていて、買ってから読み終えるのに10年かかりました、というように見えますが、中古本を購入したためです。
以前、知り合いの経営者らと話題になったケアマネジャーの給料歩合制の可否、給与システムと人材育成の考え方など、参考となる内容でした。
私の理解した内容の一部としては、
・報酬、目標の押しつけ、監視、評価など、これらすべてが人の内発的動機づけを低下させる可能性がある。
・時に報酬は内発的動機づけを低下させる。報酬を打ち切られると、もはやその活動をしたいと思わなくなる。
人は金銭によって動機づけられる一方で、内発的動機づけが低下し、さまざまなマイナス面の影響がもたらされる。
その活動を金銭という報酬を得るための単なる手段としてしか見なくなり、その活動に対して抱いていた興奮や熱意を失ってしまうのである。
金銭が人を統制し、人は疎外され、真の自己を放棄する。
・報酬や評価などで外から動機づけられるよりも、自分で自分を動機づけるほう(内発的動機づけ)が、創造性、責任感、健康な行動、変化の持続性といった点で優れている。
・内発的動機づけとは、活動それ自体に没頭している心理的な状態であって、(金を稼ぐとか絵を完成させるというような)何かの目的に到達することとは無関係なのである。
・しかし、目標や構造を定め、制限を設定すること(外的動機づけ)は組織、文化においてしばしば重要である。
他者の自律性を支えながら統制しないためには、他者の視点で考え、他者の自発性や責任感ある姿勢を積極的に励ましていくことである。
・金銭的報酬によって人が動機づけられることも事実である。
報酬を提供しようとする人が統制しようとする意図をもたず、報酬が成し遂げられたことに対する承認として提供されるのであれば、統制するものとして感じないはずである。
・内発的動機づけを高める→自律性を支える=選択を与えること、意思決定する役割を与えること。
いかがでしょう。
ご理解いただけましたでしょうか。
「テストで100点とったら、ゲーム買ってあげるよ」
「たくさん売上をあげた人には、給料を◯万円加算します」
達成されると、もらうほうも、あげるほうも、嬉しいだけで、WIN-WINに見えますが、このことによって、勉強や仕事が報酬を得るための単なる手段となってしまい、本来の楽しみ・やりがいを感じることを奪う可能性があると、この本は訴えています。
でも、報酬は必要ですから、
報酬で人を統制しないこと、成果に対する承認としてつかうこと、そして、自律性を支えるために選択を与えること、意思決定の役割を与えること、それらを、相手の視点で積極的に励ましていくこと、が重要であると理解しました。
今まで、なんとなく考えていたことが明文化されスッキリした面もありますが、なかなかに難しいです😅
4月の昇給、給与制度の検討を前に、良い学びを得ました。
内発的動機づけにより、仕事の楽しみを感じ、自律性をもって責任ある仕事をし、成果の承認として十分な報酬を与えられるような環境づくりに取り組んでいきたいと思います。
今日も一日おつかれさまでした。