5/10(金)サンパチ日報@旅立ち
AM
給付管理票、請求書チェック
介護請求伝送処理↓
給与振り込み手続き
PM
自宅訪問
サービス担当者会議↓
自宅訪問
↓
支援経過記録
↓
八戸地域介護支援専門員協会研修会
↓
自宅訪問
↓帰宅
【今日のいいこと】
八戸市介護保険課講師の研修会へ参加。
運営基準の細かい取り扱いについての確認、指導。
ケアマネジャーとして完璧に業務をこなすことができるのか不安がよぎる厳密な基準の指導。さらに書類が増える予感。
どこまでデキるか。基準通りできない=ケアマネジャー廃業。
終わりのない書類の戦いがまた激しさを増していく。
一分一秒を争う利用者支援の足かせとならないことを願いたい。
そんな研修中に、訪問看護師よりLINE、癌末期であったが一人暮らしを望んでいた男性の呼吸停止の連絡。
すぐ自宅を訪問すると、唯一の家族である最愛の長男に見守られ、穏やかできれいな表情。病院で介護保険申請を断り続け、その後、男性ケアマネジャーの希望、紹介を受け担当となる。
自らの病状を理解し「どうせ俺は長くないのはわかってるから、何もいらない」と話しながら、訪問時にはいつもチオビタドリンクを差し出す。長男の話だけは嬉しそうに笑って話す。
当初、自宅を他の人に見られたくないとサービス利用に難色を示していたが、体調が悪化するほどに、デイサービス、訪問介護、訪問看護、福祉用具の各担当者を受け入れ、毎回「本当にありがとうございます」と感謝の言葉が聞かれていた。
毎週の抗癌剤治療から解放され、デイサービスでの入浴と映画鑑賞が生きがいとなっていたが、体調悪化により利用停止。
自宅にて、サービス担当者から支援を受ける中で、当初の入院希望から「こんなに人が来てくれるなら、家にずっといたいなあ」と心境が変化していった。
徐々に、頭痛から腰痛、全身痛を訴えるようになり、主治医指示にて医療用麻薬鎮痛剤を増量、苦痛感消失していったが、発語も少なくなっていた。
1日6回看護師やヘルパーが訪れる中、最後に会ったのは最愛の長男であった。
長男がまだ小さい頃の新聞記事「うちのアイドル」の切り抜きを大切にとっていた。自らの命がそう長くないことを知りながら、自暴自棄になったり、他者に当たることもなく、常に「〇〇には迷惑を掛けたくない」と長男を気遣い、自宅を訪れるサービス担当者には常に感謝の言葉を忘れない、自分が一番つらい中、常に周囲の人を気遣う、優しく、芯の強い方であった。
最期まで有言実行、一人暮らしを貫く。
ほんの8か月のお付き合い、貴重なご縁。
長男含め、各サービス担当者たちとの、素晴らしいチームに助けられる。本当にありがとうございました。最期まで本当におつかれさまでした。
これからは、大好きだった西部劇の映画を見ながら、楽に穏やかに過ごしてください。