R6.1.29(月)サンパチ日報管理者K編@「身寄り」研修会
AM
朝礼
↓
前月相互記録チェック
PM
家事調停委員研修会
↓
銀行手続き
↓
記録整備
↓
帰宅
【今日のいいこと】
先日の土曜日は、こころすこやか財団さんにお声掛けいただき、研修講師の機会をいただきました。
今回、とても大きなテーマをいただきましたので、国や、全国の市町村の「身寄り問題」に関するガイドライン等の内容を共有しながら、実際の私のケース事例を交え、八戸地域の現状と考察をお伝えすることで、八戸地域における「身寄り問題」を考える契機となることを作戦とし、資料を作成しました。
実際にお話する時間は70分いただいていましたが、スライド90枚となり、そこからブラッシュアップし、70枚超になりました。
当日は時間との戦いになると考えていましたが、やはり、後半、時間がなくなってしまい、一番お伝えしたかった実際の取組み事例や八戸地域の現状、取り組み方法について、かなり端折る形になってしまいました。
文字数多めで、読めばわかるスライドでしたので、配布資料をお読みいただき、もし、ご不明な点があれば、主催者や私に遠慮なくお問い合わせください。
講演時間とスライドの枚数、時間配分については、毎回ながら次回への課題となりました。
土曜日の午後にも限らず、会場とZoom合わせて60名程度の参加があり、「身寄り問題」に対する皆さんの関心の高さがうかがえました。
今回のキーワードは、
●「身寄りなし問題」と「身寄りあり問題」
●「家族による支援」が当たり前ではない時代
●社会的排除とソーシャル・インクルージョン
●生活モデルソーシャルワーク
●ミクロ・メゾ・マクロソーシャルワークの視点
●「身寄り問題」に対する「支援付き意思決定」の視点
●「身寄り」のない人の埋火葬
●「身寄りのない人」の個別課題へのガイドライン例
●成年後見制度(法定・任意)の実際
●身元保証サービスの実際
●八戸地域の「身寄り」に関するできごと・考察
●「身寄りのない人」の権利擁護と社会保障について総合的な責任と役割を有する市町村との関わり方
●「身寄り」のない人の安心のために明日からできること
前回の研修ではうまく共有できなかった、「身寄り問題に関する受講者リアルタイムアンケート」を、今回はうまく共有できたのは一つ収穫でした。
このように、八戸地域においても「身寄り問題」に関して、困難に直面している支援者、事業者が確実に存在することが明らかになりました。
私が記憶する限り、八戸地域で「身寄りのない人」をテーマにした研修会の開催も初めて、実際の「身寄り問題」の声を共有したことも初めて、または、ほとんど例がないと思います。
公益社団法人として、深刻な地域課題となりつつある「身寄りのない人」にしっかりと焦点を当て、今回の研修会を企画した、こころすこやか財団の皆さんの視座の高さに、ソーシャルワークへの強い意識が感じられ、私も勉強させていただきました。
こころすこやか財団では「権利擁護センターゆっぱる」を開設するとのことです。
地域にとって貴重な社会資源ができることは有り難いことです。
今後も地域の一員として「身寄り問題」に取り組んでいきたいと思います。
今日も一日おつかれさまでした。