R6.10.23(水)サンパチ日報管理者小泉編@別れと感謝②

R6.10.23(水)サンパチ日報管理者小泉編@別れと感謝②

 

AM

朝礼

連絡調整

家庭裁判所訪問

 

PM

金融機関手続き

有料老人ホーム訪問モニタリング

介護サービス事業所訪問

帰宅

 

【今日のいいこと】

とある方から、「いつもブログ楽しく拝見しています。ブログを見ていつも考えさせられます」との言葉をいただきました。

9割社交辞令だとわかっていますがとても嬉しいです笑
ありがとうございます。

 

前回の日報の続きとして、10月は担当利用者との別れが2つ続きました。

2人目は、もともと、奥様のケアマネ担当をさせていただいていた方。

奥様がお亡くなりになり、数年後、ご本人より担当ご依頼いただき、とても光栄でありがたかったこと、記憶しています。

妻を見送った後は、男ひとり暮らしを貫き、元気に毎日1時間以上散歩し、デイサービスでもとにかく健康のため歩き続ける。

営業職で培った会話術で、ユーモア溢れるトーク、高いコミュニケーションスキル。

時に厳しく、道理に合わないことにはこだわり、自らの意思を貫き通す。

でも、私はいつもよくしていただきました。

 

「ひとりはつらくて、さみしいこともある。でも、まだ家にいたい。」

 

ひとり暮らしにこだわり続け、施設入居を先延ばしにしながら、健康への自助努力を重ねる日々。

医療や介護専門職からのアドバイスを一応聞きつつ、長年のライフスタイル、考え方はかたくなに崩さず、平均寿命を超えても、毎日、元気に散歩に行く。

そんな中、めずらしく、私への呼び出しの電話。

「やっぱり最近思うように動けない。施設に入るよう手続きしてほしい。」

理想と現実に葛藤しつつ、ついに自ら下した決断。

翌日、本人の希望する施設へ入居申込み連絡をしていた時、不意に鳴る電話。救急搬送、入院の連絡。

そして、その翌日、さらに不意に訪れる訃報。

 

常にユーモアを忘れず、人にやさしく、時にきびしく、自分にさらにきびしく。

周りを気遣いながら、自分を貫き、自分の望んだであろう(在宅生活のまま)最期を迎える。

QOLの向上とは?

自立支援とは?

適切なケアマネジメント手法とは?

そして、

基本的人権の尊重とは?

自己決定権とは?

パーソン・センタード・ケアマネジメントとは?

幸福とは?

 

研修では得られない学び・気づき、自問自答が続きます。

 

少し早くて急でしたが、ご遺族も認めるお見事な最期、生き様でした。
男として尊敬します、憧れます。

ケアマネと利用者家族として、利用者として、大変お世話になりました。

本当にありがとうございました。

 

↓とある休日の空

 

 

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